Religionについて/ケンディ
)として、第二に自己の神への結合(ないし再結合)(2)として解釈できる。そうすると第三に、宗教は自己が神(神の存在、キリスト教の正当性)を体験するためのメディアという機能(3)としてみることもできる。これらについて考えてみる。
Reは神や国主という絶対的支配者の意味だけでなく「再び」という意味でもあると推測するのは理由無きことではない。再びということは、まず結合・きずな(ligature)の解体があったということを予想させる。一度解かれたからこそ、もう一度(=再び)きずなが結ばれるのだから。天国を追放されたという原罪の神話、磔刑に遭ったキリストを傍観した罪悪感。この神への違背が、Re-ligio
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