エドワード・W・サイードと金縛りと追記/んなこたーない
も、あっちでは「中心」ということも充分ありうる。
Wikipediaによると、サイードは「同い年の大江健三郎の文学を高く評価しており、良い友人であった」という。
反戦、反核論者として名高い大江は、まずなにより現行の日本人作家のなかで
もっとも権威と褒章を得た人物であることに、誰しも異論はないはずだ。
(大江の政治性を評価するひとは少ないかもしれない。が、大江の著作でもっとも読まれているのは
「ヒロシマ・ノート」であるという記述を、ぼくはどこかで目にした記憶がある)
この辺からも「ズレ」の一端を窺い知ることができる。
ぼく個人は好戦主義者でもないし、反戦主義者でもない。
実
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