エドワード・W・サイードと金縛りと追記/んなこたーない
実のところ、なにか特別な大義を持っているわけではなく、
あえて言えば「気分的な厭戦」とでもいったものにすぎない。
だからといって、ことさらにそれをアピールしたことも、する気も、さらさらない。
しかし、反戦ムードに疑義を呈しただけで「戦争翼賛思想」というのはいささか大げさで、
「殺人愛好思想」とまでくると、もはやパラノイアの兆候で、そうなってはとてもぼくの手に負えない。
専門医の判断を仰ぐのがベターだろう。
以前、死刑肯定派を十把一絡げに「猟奇趣味の潜在的ネクロフィリア」と痛罵している文章を目にして、
大いにウンザリさせられたことがあるが、この「名前はいらない」氏も、おそらくはその手
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