モリマサ公さんの最新詩集を読みました/リーフレイン
 
関係性の矛盾が多分メインのテーマなんだろうな。 らべりんぐしてしまってはいけない個人性、らべりんぐしてしまいがちな関係性。

>全員が同じようにひとりぼっちでさびしがっている

「鳥について」という詩の最終行だった一行が詩集全体を貫いていた。

普通なら軽薄になってしまうような都会的な単語に裏を支えるパッションがかっきりとした構築性をあたえている。イメージは飛翔しつつも、連想の意味づけからは離れない。散漫に拡散しない意思(ストーリー性?メッセージ性?)が読み取れた。 
ひりひりする皮膚感覚。 目をそむけたくなるような露悪がひめやかに潜む。昇華しきれていない混迷がレゲエのBGMにあ
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