■シロン、の欠けラ(2)/川村 透
た気分になって。今や「数字」は仕事師の扱う道具ではなく、家庭にも溢れ、お茶漬けを食べていても、お父さんを追いかけてくるようになってしまったからだ。電卓は、妻を、つまんない顔をした見知らぬ女にしてしまう。お父さんは夢見がちな少年にもどって豆つぶのような手足でキーに抱きついていたが、食卓には透明な息子がいたことをどうやら忘れていたらしい。ぷちっ。
□あるところに
水在らあらあ
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=97831
危険なくらいに、男前すぎるんじゃないかと、よほどポイントなしにしようと思ったくらいです。心配なくらい、酩酊して
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)