戦争と革命/円谷一
 
取り 基地を基地にして 市街地を占領した


噴水の止まった広場ではさっき見かけた子供達よりも幾分小さい子供達が 木の棒を持って振り回してチャンバラごっこをしている その子供達を必死に安全な地下へ連れて行くお母さん達 爆音と共に爆風が吹き荒れ妻子達は煉瓦の道に吹き飛ばされる 血を流し意識が朦朧としながらも封鎖された地下へと降りて2度と帰ってこないのである 地下では無差別虐殺が行われトルソーだけで性交する敵国の兵士達が蛆虫のように群がっている


革命と戦争が同時に行われている どっちの味方というだけで参加できるのだ 国王や首相には雲の下の争いのように見えるので どちらもこれといって声明
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