砂流/ae96
 
     
            ひとつのこらず

            投げ放つ。


             もし俺が俺を解き放ち

             俺がとまったとしても

             世界という時間は

             いたって冷静に 

             時を刻むのだろう。

       

           それはけっして

         残酷なことなんかじゃない。

 
          誰かが なにか を受け継いで

         いつか いちま
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