夜の足音/はじめ
 
ン川のように
 僕は詩を書く為に生きている 別に頭がおかしいわけではない
 地球人に星を滅ぼされたエイリアンが森を少しずつ食い荒らしている
 小鳥と虫の鳴き声の聞こえる川に行くと
 僕は川の流れ方と川の匂いと川の音が面白くてついじっと見つめていることが多い
 空には名前の分からぬ鳥が飛んでいる
 僕はこの1日が絶え間なく流れる川のようにゆっくりと流れているように感じられる
 開けた川の中島に立って両手を広げて太陽と夕焼け空とその他の景色に感謝する
 僕はそれから歩き回って 色々な場所を見ていった
 小説や雑誌に載っているけばけばしい大都会のネオンは想像と違っていたし
 ダークな
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