詩集・人生の最中に/生田 稔
個の問題
その著者の扱う、マルクス・ニイチェ
ヘーゲル・カント
人は皆神だと言う
小熊秀雄さんの詩が心に沁みて
また詩を書き出す
そうだこれからは彼のように
長い詩をどんどん書きまくろう
吉村姉妹のさわやかな話し振りに接して
今日の慰め
わたしの考えは人に伝わっているらしい
昨夜の妻との話も聴かれてしまったのかも
妻に横田姉妹のことを話したらはぐらか
された
横田姉妹不思議な姉妹
真実は汚いから
私は詩の衣を着る
一杯のコーヒー一片のパンにも
ありつけず
淋しい小熊さんのこと
生い立ちは僕より不幸
でも僕は君の詩が好きだ
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