詩集・人生の最中に/生田 稔
 
個の問題
その著者の扱う、マルクス・ニイチェ  
ヘーゲル・カント 
 人は皆神だと言う

小熊秀雄さんの詩が心に沁みて
 また詩を書き出す
 そうだこれからは彼のように
 長い詩をどんどん書きまくろう
 吉村姉妹のさわやかな話し振りに接して
 今日の慰め
 わたしの考えは人に伝わっているらしい
 
 昨夜の妻との話も聴かれてしまったのかも
 妻に横田姉妹のことを話したらはぐらか
された
横田姉妹不思議な姉妹
真実は汚いから
私は詩の衣を着る
一杯のコーヒー一片のパンにも
ありつけず
淋しい小熊さんのこと
生い立ちは僕より不幸
でも僕は君の詩が好きだ
[次のページ]
戻る   Point(7)