誰も寝てはならぬ/はじめ
す三つの謎を解いた者だけだったのだ その王子は易々とその謎を解き 姫に求婚を迫ったのだが ある事情で心が酷く冷たくなっていた姫はそれを拒んだ すると王子は姫に 「明日の夜明けまでに私の名が分からなければ、私は潔く死のう」と言った そして王子は姫に「接吻」をした すると姫の心に変化が起きたのだ 姫は彼を愛していたのだ そこまではよかった…
そして彼は自分の名前を教えようとしたが 何ということだろう 彼は自分の名前が分からず 約束通り「処刑」されたのだ… 姫は絶望の淵に突き落とされ 死神となり 心を無くして 鎌を上げ その出来事に関わった全ての者達の命を奪った やがて姫は人々から恐れられるようにな
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