空飛ぶ機械のための習作/はらだまさる
を否定することは出来ない。だのに、あなたはその機械の反応を否定し、その機械そのものの存在を否定しようとして、その機械の最も危険なボタンを押してしまうのだ。
しかし、では何故このような文章を描いているのか。機械である以上、その反応をリセットするボタンも存在するのだ。それを押す自由と意思が、あなたそのものだ。
それは、許しのボタンであり、継続する不満をリセットするボタンだ。健全に活動し、人生を深く楽しみ、生産を続けるための、壊れないためのボタンだ。
誤解しないで欲しいのだが、それは人生のリセットではない。感情のリセットだ。破壊するのではなく、再起動するのだ。そしてその行為、作動は何も難しい
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