ネチズンたちの詩メディア/川村 透
 
ットワーク社会の
市民、ネチズンたちが言葉を預け続ける、niftyの中のコミュ
ニティ、混沌と求心の詩メディア。そこは真にスリリングなリング
なのだ。ある時はグラップラーであり、同時に観客でもある僕たち。
濡れ濡れと身に染みているか?いきいきと僕たちの「生」を照らす
言葉として共有出来るのか?美しく、重く、伝わるのか?僕たちは
読み、書き、場の作用によって互いに刺激を受け、響き合い、わた
く詩ゴトを編み上げて行く。
 ここは読み捨てられて行く事によって「編集」され続ける詩のよ
うなモノ、ノケたちの賽の河原。百億の銀河の流れ、そのうねりの
中からこそ千のナイフが生まれる。僕たちは
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