ネチズンたちの詩メディア/川村 透
」へと練り上げて行く。そこは、「現代の詩」
という状況において、時間と空間を越えて今、詩を読み、書き続け
て行きたいと言う、うずうずとした思いの集う場であり、詩に関わ
るアクセサーたちの求心性と、個々の価値観の多様性の両立によっ
て、正に、言葉たちのメクルメク坩堝として機能しているんだ。
詩作品とそれに対するレスポンスは、極めて自由に、リアルタイ
ムにクイックに発言される、わたく詩ゴトの群集い流れる百億の銀
河のように。それは言葉にとっても、「現代の詩」にとっても、ひ
とつの「現場」であり、シンプルなテキストのみで闘う言葉のヴァ
ーリ・トゥードのようなものだ。自立した電子ネット
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