ネチズンたちの詩メディア/川村 透
 

 僕はただ、わたく詩をのみ背負って発言する。僕は詩のようなモ
ノを会議室に預け、時に何かを感じてくれた人からのコメントがつ
く。僕も誰かの発言に触発されてコメントをつける。地位や立場や
年齢や職業や性別などに関わらず誰もが同じ「個」としての説明責
任を背負う「通信」という場だからこそ、僕たちは危険な程、率直
に自由に切実に発言出来る、時に論争の火花散りコメントに次ぐコ
メントで枝葉に分かれ巨大な発言のTreeが刻まれるくらい熱く。
 こうして、わたく詩のカケラたちが降りしきる雨の中で僕たちは
言葉の形をした思いと想いから「詩、のようなモノ」、を、「作品
として共有出来る何か」へ
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