笑いたい、腹が痛くなるまで笑いたい/んなこたーない
 

ときには「うっせぇーなー。ほっとけよ」と笑って返してきさえする。
こういう反応はあくまで表面上の防衛策にすぎず、心の奥底で本当はツラい思いをしているのかもしれないが、
肝心なのは、この「イジメ劇」では加害者と被害者という個々人が主役というよりも、
関係性というかアトモスフィアの方が主役になっているということである。
なんだかイジめる側もイジめられる側もそれを「ごっこ」として、
それぞれの役割を自ら進んで演じているかのように見てきさえする。
この「劇」では、首謀者は誰か、などという追求では決して問題の核心に触れることが出来ない。

以前「微妙な心理面について取り逃がしてしまうん
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