5つの報告/んなこたーない
れる。
しかし測定基準は個々人の間ではもちろん、地域・時代によって制約される集団間によってもマチマチである。
どうやら慣習的、儀礼的、あるいは一般に広くみとめられるとの判断で、共通理解に達しているようで、
常に暫定的というシバりがかけられているように見える。
もちろんぼくも「正しい」「正常」を目指す態度は健全なものだと思う。
また、よしんばそれが慣習的に過ぎないものだとしても、知っているのと知らないのではだいぶ差がある。
知ったうえで故意に逸脱するのと、知らないゆえに誤用するのも同様に大きな違いがある。
この「知ったうえで故意に逸脱する」というのは、戦略としては高度なもので、相応
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