@ノ”「えいえんをめぐる短詩集」/ダーザイン
たてて
巨大な影が倒れた
えいえんなんて なかった
抒情で
優しくて暖かなえいえんは何処へいったのだろう
僕はもうくたびれました
えいえんを探す旅はえいえんに決まってるけど
6月の野に咲く花のようなえいえん
インディアンサマ−のようなえいえん
街灯の下の小さな明るみの中で拾った水晶のようなえいえん
抒情で生きていけると思っていた
抒情で自身を支えることができると思っていた
えいえんなんてなかった
えいえんには
えいえんには
いつでもアクセスできます
デバイス無しで
タクシードライバーのテーマが聞こえてきそうな
朝も
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