三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻 其の弐百弐拾壱〜其の弐百弐拾七/熊髭b
□其の弐百弐拾壱
『ハピネス』 いとう ★★☆☆☆
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俺は、いとうさんの詩は結構好きなほうだ。(というほどあんまり読んでいないのだけど)けど、どこか甘さがどうしても鼻にかかる作品が多いことも事実。この「ハピネス」もどちらかというと、現実の重さが、ハピネスという繰り返される言葉に絡めとられている印象。おそらく読者は、このハピネスの繰り返しに、光を見る。そして、免罪という名の陶酔を味わうだろう。それだけの力がこの詩にはある。しかし、格闘の現場は、現実のほうであり、その現実の前に、この詩は、過度に
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