三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻 其の弐百弐拾壱〜其の弐百弐拾七/熊髭b
 
なのだ。
それをさも手垢で染まっていないように振舞う。
さみしい風景である。
手垢まみれにアクセスせずに
個人を分断し、それぞれの幸福を純化させ増幅させるような方向に
言葉を水増しさせる。
すなわちそれが匿名化ということだ。


世界にアクセスできない個人が
匿名的世界を作り出そうとしている。
きみのカチリとした、
手垢まみれの中で輝く世界の「信頼」を読みたい。
俺のこの批評はその一点をして、
批評精神を宿らせていたいと思っている。


今回はランダムをちょっと離れます。
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気になったものを書きとめてみます。


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