いのちの重さ/りつ
 
昨日、今日と死体を眼にした

昨日はハクビシンの死体
道路に面した川沿いの土の道で
無造作に死んでいた
傷ついた様子は無かったから
跳ねられたわけではなさそうだ
小さい個体
おそらく成獣ではない
寒さと飢えで死んだのだろうか
空洞の眼にはひかりが無い
気づかず通り過ぎようとした途端
気づいて小さく悲鳴を上げた

今日はベランダの木瓜の鉢植えで
カエルが干物になっていた
傍らには
腹を食い破って出てきたかのような
卵がしっかり枝に付いてる
何処から来たカエルだろう
二階のベランダまで来て
卵を産んで死んだのだろうか
ここんとこ
雨やら雪やら降るもので

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