ぼくの目ぐるぐる/みぎめ ひだりめ
 
ぼくは世界の真ん中の通天閣の上で回るぐるぐると回るただあなたを待っているえも言えぬままに待っている優しさにさ身を摘まれ優しさに身を包まれ優しさにさ身を詰まれ優しさにさ身を浮かべ優しくあろうとするんだよそんなことまだまだまだ言えないけどどうかその目で見て感じて知って愛して音楽に乗ってぼくとどうか踊ってよみたいな青い夜になってひとり浮かんでは消えるものばかり流れたベッドに横になって息をするだけどすれ違ってみたい今日だけは偶然でもいいからあなたに会いたい今日になったのもぼくのせいです明日になるのもさぼくのせいです生まれてきたのもぼくのせいですずっと会えないのもきっとぼくのせいです時は過ぎるぐるぐる抽象的
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