廃人がポツリとつぶやく部屋4[699]
2006 10/22 23:21
佐々宝砂

政権や法律の動きは確かにのろい。遅すぎるね。でもその一方で、科学は? おそろしいほどの速度で動いている。とりわけDNA関係とIT関係の進歩の速度についてきてる法律はない。代理出産、デザインベビー、臓器移植、臓器売買、遺伝子療法、遺伝子操作。インターネットとそんじょそこらに転がってるケータイがなし得るであろう激動。歴史の変動の仕方がそもそも変動してるのじゃないかな、とふとおもう。と書いてから気づいてmodでつけくわえ。歴史の変動は、必ずしも政権交代や戦争によるとは限らない。昔からそうだ。産業革命は政権交代による変動ではなかった。

私は高卒のフリーター(それも最低レベルに近いような派遣)で、私の夫はとってもワーキングプアに近い。とはいえ最低の派遣ではないし、ほんとにワーキングプアというわけでもなく、まあなんとか食ってはいけるし酒も飲めるし遊びにも行ける。しかし余裕があるってわけでもない。そういう身分の人間のタワゴトだとおもってもらってかまわないが、正社員とそうでない者の格差が縮まるとは、少なくとも日本においては、あまりありえないことのような気がする。少なくとも、パートタイマーと正社員との格差は今より幾分縮まるだろう。しかし、派遣は。労働基準法なんか関係ない世界で一日に12時間、週に6日間働く人々(つまりそれは私や私の夫のことだ)は。あるいは最低賃金以下で働いてる外国人たちは(研修制度という抜け道のおかげで、最低賃金以下の労働というものはあり得るのだ)。

むしろ格差は広がるだろう。私はそう考える。まず学力格差が明らかになるだろう。すでに、子どもの学力と親の資産はきれいに比例していると思われる。教員である益野さんはそうは思わない?
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