夢を見たら書き込むスレ[132]
06/07 08:49
佐々宝砂

このスレがいちばん落ち着くのはなんでだろう。
今日は雨で、新聞配達の人がいつもの新聞を泥に落としてしまったとかで、
かわりにスポニチを持ってきた。窪塚洋介飛び降りが一面記事。

洪水がくる夢をみた。床上浸水になってしまった。でもそれはあまり重要なことに思えなくて、のんきに実家の二階に避難して、本を読むことにした。両親の古い本をがさがさ漁ったら、まだ読んだことのない古い本がでてきた。新書のノベルズで、山の写真に煙草をくわえた女の横顔がオーバーラップしている表紙。短編集で本のタイトルは『六番線の女』、作者は太田蘭三(このひとは実在する作家ですが、こういう本を書いてるかどうかは知らない、書いてないと思う)。最初の小説は「蝙蝠の蝠」。なんと読むのかな、「コウモリのフク」? ルビがないのでわからない。ミステリらしい。北アルプスのどっかに若い夫婦と老いた父親が暮らしていて、父親が亡くなるのが発端。父親が遺産として残した土地がある、あるにはあるのだが、あちこちに分散していて、しかもどの土地もやたらに狭く、何の運用もできないような山のなかの崖みたいなところばかり。それでもある程度広い土地が山奥にあって、そこには洞窟があるらしい。若夫婦はそれを見に出かける。ところがその洞窟を含む一画が立ち入り禁止になっていて、なぜ立ち入り禁止なのか地元の人に尋ねると、あそこじゃ悪い病気が発生しているのだという。どんな病気ですかと訊ねると「当々病」と答える、するとなぜか若夫婦の妻の方が顔色を変えていう、

「當當病?」(中国語発音らしきルビがふってある)

で、目が覚めてしまいました。ので、結末がわからないのだった。結末のわからんミステリほどいらだつものはなーい。誰か結末つけてくれ。
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