なごみ喫茶(4th season)[760]
2006 06/20 21:40
小池房枝

おじゃまします。すみません、また、場所を借ります。
番外編、ブラッドベリの続き。
生まれて初めて作ってみた冷たい黒豆茶などいただきながら。

彼の作品を萩尾望都が漫画化したなかに、「集会」という話がありました。
ハロウィンに集う古い一族と、彼らにとっては出来の悪い子、ティモシー。
エナー叔父さんほか一族が集まって、姉さん達やら妹やらいろいろあって、
集会の終わりに古い歌が歌われるのですがその歌の歌詞が好きでした。
どなたか、手元に、お持ちではないでしょうか。
私はこういうの好きなのに覚えていられなくて、確か
「濡れた闇は去り行く、」歌い出しはそんな風だったはずなのですが。

さて、ブラッドベリの「集会」と萩尾望都の「集会」と別々に出会って
あぁこれはあれだなと思いつつそのままに通り過ぎてしまっていたわけですが、
ある時、誰かと話したことがきっかけで、推理創元社文庫の「集会」を探して
読み直してみたことがあったのです。すると、そこには、歌詞はありませんでした。
これも今、うろ覚えで申し訳ないのですが、ただ、文章で、
「時計が十二時を打つと、百からなる口から古い歌が立ち昇った」とだけ。

小説ならば、古い歌が、のひとことですむ。
けれどもマンガでは歌詞を描かないわけにはいかなかったのだと、
マンガのほうが文字としての言葉が少なくて済むとは限らないのだと、
そんなことにずいぶん感心したのを覚えています。

でもって今、また、両方のファン?であるところの方々に巡りあったので
聞いていただきたかったのでした。昔話おしまい。sage
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