2006 06/04 12:58
佐々宝砂
萩尾望都の「六月の声」はもうまんまブラッドベリですね。
ブラッドベリに「ときは六月、ある真夜中」という短編があって、
(宇宙は出てこないので「六月の声」っぽくはないです)
そのタイトル自体がなんかの詩からの引用らしいですがよくわかりません。
「ときは六月、ある真夜中」は『二人がここにいる不思議』収録だけど、
古い本だからもう手に入んないかも・・・
あとなんとなーく個人的にブラッドベリって十月でなかったら六月。
梅雨のない六月、テニスの六月。明るい日差しと夏至の魔法の六月。
「詩」というタイトルの小説の最後のシーンみたいな六月。
「優しく雨ぞ降りしきる」六月。
(ほっとくと全部六月にしてしまいそう!)
「泣き叫ぶ女」は・・・さすがに六月ではないですね。
『二人がここにいる不思議』っていうタイトル大すき。
ここにいるひとたちがここにいる不思議。ほんとうに、不思議。sage