2005 11/08 17:15
小池房枝
こんばんは、夕方です。今夜は晴れそうですね。正しい星の指し示し方、
「ほらあれ!」「どれよ?!」の防ぎ方、ささやかごとですが幾つか。
人が二人いて、一人が星を見つけて、ほら、と指差しても隣の人には分からないものです。
横ではなくて、前に立ってもらって見せたい星に対して二人縦に並ぶといいです。
これがまずひとつ。
それから、ほんとに夜空なら、相手に星がいくつ見えるか聞いてみるといい。
視力とか、慣れとかで、見えてる星の数全然違うものですから。
一つとか五つとか聞くとどれが見えてるのかだいたい分かりますでしょう?
そこから辿る。「あー、あれか。あれが○○だよ!」「へぇ、そうなの?」って具合。
さらに最初に戻って、相手にまだ見えてない星を見つけさせたい場合、
指で差すのではなくて、景色の中の目印を利用するといいです。
煙突、ビル、アンテナ、マンション、電信柱。街中、空の障害物たち。
「ほら、あそこの民家のアンテナの上のほう、まっすぐ見てってみて」
見せたい星がそう都合よく、何かの真上にいてくれるものじゃないですよね。
そんなときにはこちらが動く。星と自分の相対位置は動かせなくても
目印と自分の位置なら動かせる。右に寄ってみたり左にカニ歩きしてみたり
相手にはちょっと待っててもらって、ここまで来てって言って来てもらって、
公園の木のちょうど天辺に星をもってくることも出来ます。此方が動けば。私達が動けば。
一つでも二つでも、確かにお互い、それと分かる星を見つけられれば
そこから飛び石づたい飛び星づたい上下左右に辿るのは比較的簡単。
ときどき、どっちが明るく見える?とか赤っぽいのは右?左?とか
互いに見えてる分、確かめあいながら、「あ、私もうそこまでは見えないや」とか。
自分に見えてるもの相手に伝えるのは難しいです。だからいろいろ工夫する。
自分と相手が果たして同じものを見てるのかどうかも難しい。だからこそ、
言葉も、景色も、ありったけ使って。
あとおまけ。街中の空気はダスト浮きまくりですからちょっと明るい懐中電灯でもあれば
十分ライトサーベルできます。やんぬるかなチンダル現象。お試しあれ。
この文章は参考になりましたか? 【はい】 【いいえ】
長文失礼いたしました。ちょっと無理してageますね。
ふだん、普通に星を見上げる人が増えてほしいです。光害が進みっぱなしなのは悲しいので。