ひとりしりとり詩スレ[29]
2004 12/20 17:42
佐々宝砂

瀬よ 冷たい背中
泣かずとも夜は来る
くるくると日は昇り落ち
遠近おちこちのひとびとは
永久に目覚めを知らぬ
ら抜きで喋れ
ベレー帽を脱げ
ぬけぬけと走れ
痴れものたち
たちの悪い黒雲
曇りのないガラスは割れ
われわれは無実だ
実弾を装填しろ
城を落とせ
せ おまえ自身を
芯をさらけ出せ
惰性に身を任せ
化石のようにじっと待つ
末日の日射し
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