2006 02/20 22:17
田代深子
ん? 倫理的な問題ではなく地球環境の問題とかなのですか?
それならなおさらわれわれが勝手に〈犠牲〉だのなんだの言えることじゃない。
地球の、生態系も含めた環境を、ぎりぎり現在の状態に、できるだけ長く保全しなければいけない理由は、それはわれわれが生まれて生きていける環境が、この状態でしかなから、ということでは? 他の生物の絶滅が、人間による急速な環境変化のせいでは、俄然あるけど、それを〈世界に犠牲を強いている〉というのは、それこそ奇妙に人間的・倫理的な価値基準にすぎると思う。そもそも〈世界〉って何を指しているのやら。
環境がこのまま変化し続け、人間を含めた多くの生物が絶滅するならば、その後に、そこに適応する多くの生物が生息する。いや、惑星はほっといても変化するものだし。惑星は生命のために存在するものではない。
〈じゃあ、あんたは人類が環境を破壊し続けていいというのか〉と問われれば、そんなわけねーだろ、と答えますよ。だってわれわれにとって〈世界〉はこれしかなくて、われわれはこの世界に生かされている。自分の親に感謝するってのは、「人間としては」倫理の基本の気もしますしね。まぁ子どもはほとんど感謝しませんけど。
で、現実的な話なら、なおさら「生きていていいのか」とかでなく、現実にすべきことはいくらでもあるだろうし。何もしたくないでぐずぐず言ってるだけなら、まぁ、ここでわたしの書いたことは、本当に無駄でくだらないお節介だということで終わりだ。