06/03 22:39
川村 透
ドジさん。
おかしいと言われれば。確かにそうかもしれません。けれど、工場労働者の健康被害の問題は僕の任ではありません。官僚の答弁と言われようが、仕方がありません。それは危機感を抱いた当事者が声を上げるのならば、上げるでしょう。僕たちがこどもたちの健康被害の可能性を取りざたしている間、僕たち以外のどこからも援護もなく工場関係者の皆さんからも、余計なこと、であるかのようにまったく関心は寄せられていません。僕には限界があることを認めます。自分たちのこどもは自分たちで守るしかない。それだけです。思い入れ、危機感がある方が、その問題に対して声を上げ、行動をおこすしかない。僕たちはリスクを覚悟して行動し、ささやかな果実をもぎとった。現実の世界は修羅のように無慈悲でしかないのかもしれない。けれど僕は僕にとって大切なささやかな小さなものを守るので精一杯のエゴイストに過ぎないことを認めます。こどもたちのことが「まちの問題」なのは、まず第一に僕たちにとって切実な問題だったからです。