六月の恋
未有花

窓ガラス滴る雫数えては不実な愛を嘆き悲しむ

雨の中傘もささずに飛び出せば君に出会えるそんな気がした

レインボウ追いかけて行くよどこまでもいつか君にたどり着くまで

紫陽花の冷たい青は君のよう赤く染めたい君の心も

二人して雨夜の底に沈み込み溺れていたい六月の恋

街はまるで無声映画を観てるようこのままひとり雨を楽しむ


短歌 六月の恋 Copyright 未有花 2009-06-09 12:40:31
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黄昏遊戯