「 あまどい。 」
PULL.







まぶたの裏であふれだした雨どいなぜあなたはあふれるの?レイン。

雨音よりもはげしいシャワー浴びて抱きしめられるレイン今夜も。

シーツに残る雨脚かぞえ夕べ濡れた理由かんがえてるレイン。

雲の向こう歩きつかれたレインあたし傘をひらいて待っている。

さようなら傘を叩くレッスンをして千回降り落ちたレイン。


雨どいはもうあふれない時計の針でまぶたを刺すあたしペイン。












           了。



短歌 「 あまどい。 」 Copyright PULL. 2008-10-01 05:03:18
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