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荒涼とした砂漠が広がっている

空気も乾燥して

じわじわと砂から熱が上がってくる

喉がカラカラだ



なんでこんなに飢えているのだろう

いや何にこんなに飢えているのだ ....
昨日の夜
ちゃんと確認すればよかった
空っぽのランドセル
学校に着いてから
気がついた
空っぽのランドセル

歩いている途中でも
軽いとわかっていたけれど
今日は体育の授業が多いから ....
彼岸の頃になると
その場所は
真赤に燃えるようでありました

急な勾配の細い畦を上れば
今来た道を遠くまで
見渡すことのできる墓所
形を成さない朽ちた石版と
名も読めぬほど苔むした石碑 ....
銀河の中に浮かぶ
青い星の中で
ブラックホールよりも重い
暗闇に落ちる

その暗闇の引力に
私の思惑もプラスして
もう
抜け出す気すらない

もし私が一人で暮らしていたら
暗闇の ....
隣を歩いていた君の右手が
隣を歩いていた僕の左手と
ごっつんこしたから
僕らはそのままなんとなく
手を繋いで歩いた

映画を見ていた君の手が
映画を見ていた僕の手と
ごっつんこしたから ....
いつのまにか
ぼくのゲームソフトが無くなっていた
さては弟の仕業だ
だからぼくは
あいつの部屋に入っていった

やはり机の上においてある
弟は今は友だちと外で遊びに行っている
小さい自 ....
一人部屋に佇む

冷蔵庫の機械音に混じって

窓の外から虫の声が聴こえる

それ以外音は聴こえない

静かな夜だ



ぽつんと椅子に座っていると

何だか世界の中に一人 ....
桃の産毛がこそばゆいので
黄昏は早くやって来る


桃の実を齧ると
甘い果汁が口なかに広がって
心をほわんと幸福にしてくれる
この愛らしい実のように
私もすこしは
やわらかくなったか ....
その部屋と
その人は動いていた

その人がここに来てからずっと
何もかもが止まることなく
動いていた

その人が
うれしいときには
その部屋も笑い
悲しいときには泣きもした

 ....
 唄声 


曙光が
窓ガラスを割つて
侵入した

籠の鳥が
砕け散つたガラスを
呑込む

ガラスは
小鳥の胃の中で
金平糖になつて溶けていき

それからといふもの

 ....
雨で頭も体も重いから

今日は一日眠って過ごそう



ピンクのタオルケットを

頭から全身被ったら

まるでピンク色のさなぎの様

中から見る色もピンク一色



 ....
地上へ向かう木の葉が見せる
一瞬の華やかさ


揺らぎ


心の根幹は
頑丈にできているけれど
心の枝先は
いつも何かにあおられている

言葉が
木の葉のように舞い落 ....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー

マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる

聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
何もできなかった
昨日の自分が悔しくて
今日も努力はしたけれど
結局は昨日と同じまま

何もできなかった
昨日の自分が悲しくて
今日も必死になったけれど
結局は昨日と変わらない

 ....
夏の夜に
いくつもの太陽を揺らすひまわり達 
仕事帰りの疲れた男に 

 わさ わさ わさ わさ 

大きい緑の手のひらを振る 

日々の職場では 
密かな善意を誤解され 

  ....
ぽえむの国の
ぽえむの村に
ぽえむ君が作る
たくさんのぽえむ

いつでも作りたて
春はぽかぽか
夏はぎらぎら
秋はぽくぽく
冬はほかほか

ぽえむ君の家には
ぽえむを仕舞う場所 ....
流れる秋に
ススキが揺れる
過ぎ去るものは
夕焼けの風
気づけば空に
真っ赤なトンボ
心吸われる
我が想い

染めゆく秋に
紅葉が騒ぐ
置き去るものは
夕焼けの風
気づけば道 ....
?.

あなたを
あなたのすてきなところを

一日
大切にする

あなたを
あなたの汚れたところを

裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
あなたは手慰みの指先で
わたしの身体をくるくる回す
言いなりになんかならない
と思ってはみても
あなたにだけは嫌われたくなくて
股関節の痛みをこらえ
アンディオールのポーズを取る
(わた ....
部屋の中で物思いに耽り
外で鳴る虫の音を聞きながら
ふと想うことを書き記し始める

書くそばから
一匹の蝿が
頭の後ろで勢いよく飛び回る

ブンブン
ブンブン ブンブン
ブンブン
 ....
秋の長夜の晩は、
てのひらサイズの文庫を片手に、
白熱電灯の下、鈴虫達の求婚歌をBGMに
一文字一文字刻み込まれた作者の言葉を読み解きませう。

秋の長夜の晩は、
少しばかりの退屈を御供に ....
朝に
林檎がもがれる


それは
太陽になり
風になり
私のもとへとやって来る


おはよう
ごきげんいかが
と はにかんで


さくりと
歯に当てた
ほのかな酸味
 ....
雨が上がったその道で
どこからともなく吹いてくる
シャボン玉

次から次へと線となり
弧となり
連なる透明の球

曇った空を照らしながら
やがて溶けてゆく
風に流れるシャボン玉
 ....
夕闇の
あの色が好きです
切なさをひとつぶ
いとおしさを一粒
弄んでは
つぶすたびに
広がってゆく葡萄色

甘いあまいのは
街の匂い
あなたとはぐれた
秋の匂い

五 ....
人々が漏らす{ルビ溜息=ためいき}で 
街の輪郭が{ルビ歪=ゆが}む土曜日の夜 

場末の Bar の片隅で 
翼の生えたアダムとイブの人形は壁に{ルビ凭=もた}れ 
虚ろな瞳で古時計をみつ ....
入道雲の夏をして
暑い{ルビ思い出=おもいで}した後に
夕焼け空の秋をして
心も揺れる紅葉する

冷たい雪の冬をする
寒い{ルビ思い出=おもいで}する前に
赤いトンボの秋をして
心も揺 ....
 茜空が僕達を照らしてる
 きれいなオレンジ色に映るボールを
 投げては受け
 受けては投げ
 
 弟と家の前の路地で
 夜の帳が降りるまで
 キャッチボールをしていた

 やがて味 ....
いつしか子どもたちは
走り方を忘れていった
いつしか大人たちも
走らせ方を忘れていった

走ることの大切さよりも
走ることの危険さが
叫ばれるようになった
走ることによって
強くなっ ....
懐かしい風の吹くこの丘で
過ぎ去った時間に思いを馳せている

変わってしまったのは自分か
それともこの景色だろうか

冷たい風に吹き飛ばされて
僕は消えてしまいそうだ

 ....
 白紙の紙の上には神は宿っている
 どんな色にも
 どんな言葉も
 その白い世界は受けとってくれるんだ

 時には失恋の詩を
 時には季節風情を
 時には魂の知恵を

 書き手を紙と ....
未有花さんの自由詩おすすめリスト(5448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ざらざらした心- ajisai自由詩5*06-9-22
空っぽのランドセル- ぽえむ君自由詩9*06-9-22
彼岸花の咲く丘- LEO自由詩18*06-9-22
大魔王- 小太郎自由詩206-9-21
バウムクーヘンのように- プル式自由詩8*06-9-21
弟の机- ぽえむ君自由詩4*06-9-21
強くなれるさ- ajisai自由詩4*06-9-21
桃の黄昏- 石瀬琳々自由詩10*06-9-21
四角い時計- ぽえむ君自由詩9*06-9-21
唄声___花の枝__岬- 杉菜 晃自由詩5*06-9-21
ピンクのさなぎ- ajisai自由詩9*06-9-20
「揺らぎ」- ベンジャ ...自由詩10*06-9-20
スーパーポエマー- ぽえむ君自由詩10*06-9-20
明日を生き抜くための魔法- ぽえむ君自由詩10*06-9-20
ひまわり仏_- 服部 剛自由詩17*06-9-19
メイド・イン・ぽえむ君- ぽえむ君自由詩10*06-9-19
夕焼けの風- ぽえむ君自由詩8*06-9-19
あなた- 水在らあ ...自由詩76+*06-9-19
ラヴなステーショナリー_その2- 恋月 ぴ ...自由詩21*06-9-18
九月の蝿がうるさくて- ぽえむ君自由詩5*06-9-18
[_秋の長夜の_]- 渕崎。自由詩206-9-18
林檎の朝- 石瀬琳々自由詩17*06-9-18
雨上がりのシャボン玉- ぽえむ君自由詩6*06-9-18
葡萄色の- Rin K自由詩35*06-9-18
堕天使達の夜_- 服部 剛自由詩11*06-9-17
紅葉する- ぽえむ君自由詩9*06-9-17
キャッチボール- 山崎 風 ...自由詩806-9-17
走り方を忘れた子どもたち- ぽえむ君自由詩12*06-9-17
風よ- れるむ自由詩206-9-17
神と紙- 山崎 風 ...自由詩306-9-17

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