水門を流れさりゆく紅葉あり遠いあの日のサンクチュアリで
あたたかな煉瓦色したスカートでくるくるくると回るよ君は
まっ白のベッドのうえで潤むきみ瞳のなかに踊るオーロラ
オーロラと手をつ ....
水鳥の闇よりふいにはばたきてひかり残れり屋根と水面に
一片のひかり灯れる部屋を出でタバコ吸いのちまたそへと入る
カナリアの歌に合わせずカチカチとメトロノームは冷たく動く
天然のボケに憧れてると言う天然ボケの春ちゃんも古希
マスカラを睫毛の裏に塗りつけて過去の自分にもう戻らない
真夜中に発光している緑、緑 あの日の電話ボックスはどこ?
信号機変わる直前走り出す少年少女のような青空
古本屋に眠り続ける文庫本 赤子のきみが手にとる日まで
いやらし ....
ヒョウ柄のブラジャーすれば少しだけ強い女になれちゃうのです
キャミソール細い肩紐に見せかけて女の紐はほんとは太い
ふわもこが恋しい季節になりましてしーんと冷えた足のゆびさき
てぶくろ ....
明け方に揺れる満月悪夢だと思いたいけど酷な現実
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま
ひとりでに鳴り出すRADIOオチのない話のあとに懐かしい歌
「あの、ねえ、きみ、(白身はいらない)そういうから、すっかり慣れたのよその味に」
殻割りて ごはんにかける 黄身あらば 白身なきものと 君し思はば
惜し ....
真夜中に口笛吹くと出る蛇に毒はあるのか喰えば美味いか
太陽を吐き出す海に浮いてると前世エチゼンクラゲの記憶
亡き母が大好きだったカツカレー御飯少なめラッキョは多め
もう海にゆけないかなと病床(へや)のゆめ海よりきみの運転の横
自分から群れから出てもまた群れに部屋に一つもなし自給自足
アスファルトの油断をみつけ生きている風の恋人わたしのこいびと
いつまでも幼虫でいる蝶々に自分重ねて渇きだす口
ひからびた大地は花を咲かせない愛が足りない子どものように
昨年は歩いて行けた公園のダンデライオン風に揺れてる
夜になり雨音響き室内のテレビの音を掻き消す強さ
ただ静かに湯船に浸かり心地良さだけを感じて過ごす
折り鶴を丁寧に折りプレゼント一折り一折り愛の結晶
県と県繋ぐ架け橋完成し行き場所探す ....
パリコレに出たい姉貴の唇に寄生している青海苔の笑み
仕事せず酒飲みながら揚げた凧高く昇って宇宙の外へ
レトルトのインドカレーを五人前平らげて明日からダイエット
ニコライ堂をきみと並んで病院の屋上でみてた永遠の夏
喩えれば路傍の石のわたしには菫は三才からの友だち
清潔なきみたちはやさ(し)い室より崩壊する青、月をふくむ
詩頭は魚をこがしあとくされある語は手にのこり失語前夜
誰か、次、撤収、並びかえられて幽閉された休日の部屋
....
ハワイへの旅は三十七ページからですALOHA!パスポートない
人が死ぬ映画以外で君が泣くの初めて見た損した気分
バレンタインのお返しのお返しのお返しのお返し買いに行く
短歌
タイトル
投稿者
Point
日付
サンクチュアリ
草野大悟2
1*
14/10/12 20:17
水鳥の闇よりふいにはばたきてひかり残れり屋根と水面に
レシート
0
14/10/12 0:41
カナリアの歌に合わせずカチカチとメトロノームは冷たく動く
北大路京介
4
14/10/11 23:24
天然のボケに憧れてると言う天然ボケの春ちゃんも古希
〃
1
14/10/11 23:23
マスカラを睫毛の裏に塗りつけて過去の自分にもう戻らない
〃
0
14/10/11 23:23
きみから奪う
本木はじめ
4*
14/10/11 17:49
ベッドでは香水だけをつけるなど、一生縁のない日々のつれづれ
[group]
そらの珊瑚
19*
14/10/11 11:24
明け方に揺れる満月悪夢だと思いたいけど酷な現実
北大路京介
3
14/10/10 23:08
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま
〃
5
14/10/10 23:08
ひとりでに鳴り出すRADIOオチのない話のあとに懐かしい歌
〃
1
14/10/10 23:08
しろみときみの二律背反(たまごかけごはん風味)
あおはらかん...
1
14/10/10 16:52
真夜中に口笛吹くと出る蛇に毒はあるのか喰えば美味いか
北大路京介
5
14/10/9 21:04
太陽を吐き出す海に浮いてると前世エチゼンクラゲの記憶
〃
3
14/10/9 21:04
亡き母が大好きだったカツカレー御飯少なめラッキョは多め
〃
3
14/10/9 21:03
病床の夢
もっぷ
3
14/10/8 23:09
群れ
〃
1
14/10/8 21:32
風の恋人
〃
2
14/10/8 21:26
いつまでも幼虫でいる蝶々に自分重ねて渇きだす口
北大路京介
4
14/10/8 20:22
ひからびた大地は花を咲かせない愛が足りない子どものように
〃
4
14/10/8 20:21
昨年は歩いて行けた公園のダンデライオン風に揺れてる
〃
1
14/10/8 20:21
折り鶴
夏川ゆう
3
14/10/7 6:11
パリコレに出たい姉貴の唇に寄生している青海苔の笑み
北大路京介
2
14/10/6 12:06
仕事せず酒飲みながら揚げた凧高く昇って宇宙の外へ
〃
1
14/10/6 12:05
レトルトのインドカレーを五人前平らげて明日からダイエット
〃
2
14/10/6 12:05
ニコライ堂
もっぷ
2
14/10/6 3:15
喩えれば
〃
2
14/10/6 3:08
青が崩壊する。
阿ト理恵
8*
14/10/5 22:59
ハワイへの旅は三十七ページからですALOHA!パスポートない
北大路京介
0
14/10/5 11:46
人が死ぬ映画以外で君が泣くの初めて見た損した気分
〃
2
14/10/5 11:46
バレンタインのお返しのお返しのお返しのお返し買いに行く
〃
2
14/10/5 11:45
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.37sec.