仕事をとられたといっても
それはポジションをとられたって事で
経験をとられたわけじゃない
継続が終わっても持続する力
相手はあなたであってあなたではない
与えられたポジションはいつかは消 ....
なぜかしら
夕方になると
後頭部が重くなって
ひょっとしたらと
腕に巻いて
ちっぽけな
ボタンを押す
数値は設定値まで上がり
やがて少しずつ下がる
おお神よ
どうか上135下85ぐ ....
気付かぬことと
気付けぬことは
何が 違うのでしょう
見抜く瞳と
背徳の瞳と
見過ごす瞳
思いやりの脚が
長く伸びた椅子に
ゆっくりと座ると
幾つもの 針が見えて
仕方 ....
否定される人間がいたとして
それは
下司だからという理由と
屑だからという理由と
畜生だからという理由と
豚だからという理由がある
今回は
屑だからという理由
しんだらいいと
....
道は細く分かれていって
ボンネットの先には 蒼い夕まぐれ
あなたがもう故郷にいないのは知ってる
私がもう独りではないのを
あなたが知っているように
どの角で曲がるのか ふいに聞かれた
反対 ....
よるが青かった
星がすこし散らばっていた
このなんねんか
いつも腹が痛かった
死んだらこの青いよるに召されるのなら
こわくなかった
あそこにいけるのなら
こん ....
その褐色の巨人は
毛髪からエレキを放電し
異様な叫び声を上げたり
心を揺さぶる言葉を呟き
その褐色の巨人は
無骨な太い指で
楽器の喉元を押さえ
楽器の内臓を掻き毟って
悲鳴を上げさ ....
腕を見付けた石膏像たちが安堵して眠る夜に、うさぎのようなあなたはうさぎのよ
うにフェンスの向こうを見ている。時差の向こうでは冷たい水を飲む長髭の数学者、
僕たちは精密に一四四〇分を刻み終えようとす ....
落とされた 水の中に落とされた
炭酸水に落としたストローみたいに
体に付着した泡が昇っていく
キラキラと輝く水面に
青白い手が見えた
一匹だけ はぐれた回遊魚が迷い
かろうじて ....
coffee
JAZZ
h.i.s.t.o.r.y
word
fly away
作り物の言葉
深呼吸
頭の上には空
and more
....
いっそ全て壊してしまおうか
生い立ちも
感性も
脳裏に浮かぶ顔も体も
景色も
音も
この声すらも
寄りかかる事は罪であると
植え付けたの ....
この命は
何度目の命だろう
輪廻を繰り返しているのなら
干からびた海馬を
海に帰せば
思い出せるだろうか…
あなたとの出会いは
何度目かの再会かもしれない
縁と言うものに繋 ....
空などもののたとえであった
ただ一点創源こそが
彼ら<十人に一人>が得た智慧であるのにちがいなかった
再逮捕されずにいるひとも含めれば
薬物に二度と手を出さずにおれるのは< ....
ひとつ
ふたつ
みっつ
ベッドで遊ぶ
光のダンスを
みつけた
ありがとうの
拍手を贈った
風が力強く吐き出した
産声が耳に痛い冬の午後
暖房のよく利いたカフェで
木目が美しいテーブルに
所在なさげに周囲を見回す
白いコーヒーカップ
黒い水面にゆらゆら映る
瞳の輪郭にな ....
大丈夫かなあ
そうつぶやく君に
根拠なく言う 大丈夫だよ
心でつなぐ手の二人は
裸で歩いていた冬の光りの中を
反対側のホームの手前で
そっと切り離す私の
カラダから抜け出させたカ ....
おそろしくつめたいてとあしとことば。
わたしのすべてに染みるようだと思った。
あまいものばかりをたべた。なぐさめるみたいに
すぐに元気になる。
唇の色で血の味がするような泣き顔 ....
おぼえていられないのは
なぜだろうねえ
花をつみながら
そう言ったひと
なぜだろうねえ
そう言いながらも
ずっと一緒にいる
わたしはしらない
あのひとの
いまを
タイムカードに
しるされる
ときのおとも
風のない日に立ちつくしている
言葉を誰かの心で手に入れたような気になって
落ちていく彩りの 眠りに
私は誰だろうと思い浮かべる
人でも誰でもないままに
そこで 夢を見ているのかも ....
冬空の下で花の種をまく
乾燥して凍てついた大地に
ピリッとやぶいた袋の中には
同じように見えても違う一粒ずつの種が
寒さに震えるように寄り添っている
手のひらにひろげると
小さな風 ....
売られてる子をいじめる奴らをマシンガンで皆殺し
売られてる子たちが泣きついてきてマシンガンで皆殺し
あなたの声が
リフレインするようになったから
しばらく
電話はかけません
声は大事なの
カチンコが鳴ったみたいに
1シーン 1シーンが
動きだすから
思い出が
思 ....
君に呼ばれたから
きたんだ
ここにきたんだ きたんだ
君が生まれたから
きたんだ
それが理由だ 意味はないけど
錆びたステンレスの
暗い場所をなぞって
夢にまで見た
理想の世 ....
拒絶したいものが
多すぎたのです
もはや茎は弱り
棘は何をも
突き刺すことが
できないのです
それでも薔薇は咲いています
誰もその手に触れられないという
誇りの欠片を最後まで持って ....
い ろ コンベア―に運ばれて
く も 詩 隠れている ね
ふ え キスの 唇から風
さかな 海の音符
とうめい ....
ご無沙汰しております。ぺぽです。
ずっと思っていました。
これ生チョコです。なるべく早く食べて下さい。
それと詩も書きました。受け取ってください。
T先輩へ
いつもかっこいい先 ....
バスは砂の街を過ぎた。
撒き上がる砂埃に、窓の外側がざらついている。広い道路が先細って、地平線へ続くのが見える。
小さな土煉瓦の集落が、前に現れる。薄汚れた数頭の羊が、崩れ落ちた土壁に囲まれ、 ....
父と母が愛しあって
墓まで一緒なのか
私にはわからない
あいしあう、
響きだけで、どこか
あたたかな国で
糸や針を使い、あいと
しあうは繋がれて
いるのかしら
抜糸、される事はなく
....
貴方が私に向けたその可愛らしい笑顔の奥に
どれだけの諦観が潜んでいるか 私は知っている
濁りの無いその瞳の 幾重にも重ねられた群青の奥に
どれだけの凶暴が潜んでいるかも
貴方の中に匿わ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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