見渡す限り、白い世界がどこまでも続いている
ある一点にだけ古びた椅子があった
木片を適当に組み合わせた揺すり椅子
どこからか現れた白髪の老人が腰掛けた
皴枯れた手に一つだけ持つ
“色のない種 ....
その人(!?)は遥か彼方を見ていた
星空の向こう
天文学的数字を振り切ったその先を…


太陽系からどの位遠いのか分からないある世界の生命体
形は眼球機能で捉えられず
仕方なく赤 ....
パリのエッフェル塔を全部オレンジ色に塗ったらどうなるだろう?

世界中の蜜柑の木を一本ずつ猫の額ほどの自宅の庭に植えたらどうなるだろう?

私の髪の毛を蛍光オレンジ色に染めたらどんな感 ....
君の声があまりに優しすぎるので 
僕は泣いてしまう

ほら 今 朝を迎えて
少しだけ大人になる
変化を渇望して そして恐れた
いくらでもそれを繰り返すのだね

もうどこにだって行ける
 ....
寂しい夜が何度も続いた

何も認められず全てから逃げた

その中であなたの声を聞いた

その中であなたの存在を感じた

それは何物にもかえがたい貴重なもの
同級生はドラッグストアで働いていた
名前はみらいちゃん と云った

休みの日には呼び出されて
公園を匍匐前進させられたり
炎天下の坂道を延々往復させられたり
首を革紐で縛られたり
草を食 ....
君じゃなきゃダメなんだ


どんなに優しい子と出会ったって
どんなに綺麗な子と寝たって
心が満たされない


今更気付いたよ
最も居心地の良い場所は
君の隣だったんだね


 ....
海に揺らめく
街の明かり


潮の香りに
髪を撫でられながら
二人で少しおしゃべり


食事のあと
ビルの上から見た夜景
あまりのまばゆさに
胸が苦しくなった

海に散らば ....
ものかげ
赤目
誰も通らない
アスファルト
うさぎの耳をさがす

こっちに 来て
脇の下を
どうか
触らせてほしいが

いつも
するりと
ささやかな
毛の香りも
丸い糞も ....
公園の隅
ベンチの宇宙
俺はまた
全ての嘘を
イヤホンに押し付けていた

流れる時と
流れる音が
静かに混ざる
混ざって消える
不埒だな
一人呟く

直感的な
嗅覚が正しか ....
いまは
白線の上にいて
アスファルトのはずのあの灰色は
落ちたら
池みたいに
わたしを吸い込んでしまうんだろう
あるいは
どこまでも底のない空の上の
飛行機雲
突然途切れて
飛び込 ....
こんなに穏やかな夜だから、
少し昔の話をしようか。
退屈なら眠ってくれていて構わない。
俺は今気分が良いんだ。


  煙草の煙は嫌いじゃない、って、
  あの時言ったことを憶えているか ....
胸の上に重石がのってるみたい
重くて苦しい
息はできるのに

お人形、お人形
笑顔を忘れていますよ?
気をつけてくださいな

走ってる
走り回ってる
今すれ違った人 ....
スリップ  ダンス  賛美歌が聴こえる
霜に侵されたサボテンが  
道に  触れそうな家路です
海岸で拾った貝の殻。
繋いだ父の手の温もり。
ぽつぽつ交わした言葉の端々が、
青いボトルに詰められている。
隣の茶色い瓶の中には、
初めて隣になった席。
染めるたび明るくなる髪の毛。
友 ....
あたしの想いを弾いて
あなたはどこかに行ってしまった

受け取ったとしても私を狙うかはわからなかった。
瑠璃色をした
タイルの上に立って
恋しい人と
着ている
服を脱がせあう
約束をしてから
showerの蛇口を
ぎゅっとひねる
まるでレモンの果汁を
搾り出すようにして


しっ ....
だみ声の低音響き
朝は明ける
味噌汁の匂い
お新香の匂い

波の音
電車の音
木々の息遣い
自転車の列

世の中が動き出す。
頭を下げ始まる
へとへとに疲れて
頭を下げて終る ....
青空高くリンリリン
田んぼは緑のハンカチ
アイロンかけたて

自転車のペダルを踏みふみ
これから告白しに行く
100%駄目って知ってるし
すごい迷惑だろうけど
アイスだってイチゴだって ....
パソコンの周りが埃だらけなので、
キーボードの隙間もなんだか白っぽい

で、暇つぶしにと其奴を打ち鳴らすと
大抵5分もすれば一度くらいはクシャミがでる

当然な生理現象だ


しかし ....
セミダブルベット

アルファベットは外に吹き出し
また自動とかかれた扉がひらき
道路ににぎやかに人混みが揺れ
飛ぶということについて考える
指を折りながら時間を値踏みし
白ビニール袋が後 ....
轟々とひらめく光に立ち
剥がれ落ちる痛みを聴く
壁の上で
ひとつはひとつに終わりなくつながる


こころみではなく
そのままを受け入れ
羽は生まれつづけている
火は  ....
自分の体に

同じ穴を穿って



強引に話しを合わせた感じ?
みんな大好き!
と叫んだアイドルがいた

その場の誰もが
「みんな」には自分も含まれている
と信じようとして
アイドルの名前を大声で叫んでみたりする

「みんな」
そして「わたしたち ....
たとえばそれは力
真夏の様な
太陽の力

たとえばそれは優しさ
潮騒の様な
海の力

たとえばそれは喜び
金の稲穂の様な
大地の力

裸足で地面に立ち
両手に海をすくい
肌 ....
深く心に届く景色は
あなたを映す鏡と同じ
哀しい人がいたのなら
頭を撫でてやりたい
君がこれから笑っていられるように
君が悲しい言葉を聞かないように
手をつなごうよ
楽しい話を探しに行こうよ
そんな事を言ったら
キュビズムみたいな笑い顔で
君が笑ってくれたから
僕はバタ ....
君の煉瓦を僕に積ませておくれ

塵と芥でカサついた
むさぼり・いかり・おろかの三毒の漆喰で湿った

業に業を積む 産業廃棄物の煉瓦を積ませてくれないか

もう君が邪見で人を傷つけないよう ....
記憶は夕暮れていく
真っ青に染まり
帰る場所って
これは祈り
12階のベランダから地上を見てる
ナターシャ
得体の知れないものが
あたし達の体の中にある
悪意
諦め

脂肪
 ....
ぼくはほとんど水だ
と彼は言いました
手の水をひろげ足の水をのばす
水は水として生きて
水として果てる
そのとき大気の端とつながり
水からいちばん遠い水と出会う
そこで彼は
はじめて彼 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
色のない種麒麟108/7/11 3:46
未来視の世界長谷川智子2*08/7/11 2:35
オレンジ色2*08/7/11 2:28
repert-repert三上あず5*08/7/11 2:03
The best of precious thingBLACK ...208/7/11 0:55
未来ちゃん吉田ぐんじょ...2308/7/11 0:49
君じゃなきゃダメなんだBLACK ...108/7/11 0:26
洒落た夜に乾杯舞狐6*08/7/11 0:19
ずっとうさぎを追いかけているかとり308/7/11 0:00
不届きkei992*08/7/11 0:00
白線の上蒼木りん508/7/10 23:53
『トワイライト』東雲 李葉008/7/10 22:58
手のなるほうへ。wister...1*08/7/10 22:57
untitledかとり108/7/10 22:50
[Museum]東雲 李葉4*08/7/10 22:37
ドッジボールくしゃみ1*08/7/10 22:33
静かに霧をふらせるshowerの下で[group]りゅうのあく...2*08/7/10 19:32
新一日生ペポパンプ4*08/7/10 19:25
初夏の告白ふるる9*08/7/10 19:16
kusya-miフクロネヅミ0*08/7/10 18:12
セミダブルベットモリマサ公1008/7/10 18:02
かたち またたき木立 悟208/7/10 18:00
一詩言(ヒトシゴト)5[group]桜瀬ろろ108/7/10 14:10
ホコテンのひと恋月 ぴの30*08/7/10 12:25
小さな力プル式4*08/7/10 11:40
哀子小禽208/7/10 10:59
夏恋プル式008/7/10 10:49
君の煉瓦アハウ108/7/10 7:59
ナターシャ/モンスター再稿モリマサ公1008/7/10 7:37
ミルキーウェイ[group]yo-yo8*08/7/10 5:50

Home 戻る 最新へ 次へ
4118 4119 4120 4121 4122 4123 4124 4125 4126 4127 4128 4129 4130 4131 4132 4133 4134 4135 4136 4137 4138 4139 4140 4141 4142 4143 4144 4145 4146 4147 4148 4149 4150 4151 4152 4153 4154 4155 4156 4157 4158 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.41sec.