モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ....
花火の記憶

顔のない人影

それ以外なんにもない

闇みたいなものだ

ぼくは追いかけた

熱になって

赤いさびしさになって

追いかけられていた


あれから
 ....
{画像=080731005030.jpg}


夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い


流れ

流れ

遠い国へ

流れ


辿 ....
奥歯をくいしばり
石を砕いた

ぽろり





無くさないように
ビニール紐でくくりつけとくから
風に吹かれ髪がひるがえる
ただ、風を受け入れる

きらめく波頭が目を奪う
ただ、光を受け入れる

潮騒と木々のざわめきが耳に届く
ただ、音を受け入れる

僕はいまここにいる
ただ、 ....
夢で見た
赤く透き通った海の中
銀色に光る魚


深みへ行くのを追いかけて
たどり着いたはカップの底



深茶色の積み荷の残骸
檸檬の種

皆何も言わずに
私を見てる ....
木々の、音
風の、色
陽の、光
土の、香

そこに
君の、笑顔

木漏れ日の当たった
君の、寝顔。

口づけしちゃった、って言ったら
君は真顔で
「ばか。」
って。 ....
粉。

匂い。

味。



ほへ〜‥


好き。
花の都
水の都
霧の都
東の都

東京を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意見に賛同しない
猫を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意 ....
札幌ではこんな夜がふつう

兵庫からの来客は奇跡的な涼しさに包まれて

こんな日が向こうでもあればいいのにと

質量さえ感じる熱線に辟易する


もしも全てがこんな冷夏なら

夏 ....
鮮血を求め飛び交う蚊のように
清涼を求め木陰を探し歩く
まさに熱望が如く
まさに渇望が如く


太陽の光が照りつける
雲たちはそれを避けようと
入道雲を形成するのだ
 ....
 
西の空に
家があった

東の空にあるのは
僕の家だった

さらに
その東の空には
田畑があった

こんなところに
家が建つなんて

祖母が言った
あの頃が懐かしい
 ....
若さという加速が無くなった時
人は自分の未完成の部分を知る


完成した部分と
未完成とのアンバランスによって
アナタという人格はきしみ始める


無謀という名のレバーを引いて
空 ....
一時でも愛し合った日々をも
嘘だと言うのならば
私は何処へ還ればいいの
あの時の誓いも偽りだとしたら
何故に私を求めてみせたの

呪いを掛けたいの
この心を奪い傷付けた
あの人に
同 ....
 
アスファルトから
腕を出して
手を振ってる

信号は
いつまでも
赤のまま
渡ることができない

懐かしい人に
手を振り返すと
それは僕ではなかった

さよならを
は ....
世の中には
楽しいことがたくさんある
哀しいこともたくさんある
すべては丘の上の
旗に向かって
進む過程のひとつぶのきらめき

恐竜が恐竜を食っていたころ
食べるものが空腹を満たす瞬間 ....
俺はビールにしろ冷えたのが好きで
居酒屋などで冷えてないビールが出てると若干静かに腹が立つ
うちでは冷凍庫にコップを冷やしているので
うちよりぬるいビールや冷酒に金を払うと思うといろいろなものを ....
―どうしてあの時君は、
笑ってくれたんだろう。


空梅雨の後に


遅い夏。
夏といってもまだ気温は20℃程度で、暑くも寒くもない。
梅雨が明けて、夏が来たなんて、まだ少し信じ ....
特急の追い越しのため
列車の停車中に
駅の端では若い女の車掌が
さりげなくにこやかに
初老の車掌と交代していた
ちょうど明日を
告げようとする頃に
常夜灯の近くを飛び回る
一匹のコガネ ....
左目の水晶体に封じ込められた
淡い翡翠色の少年人魚は
ぴくりぴくりと蠢動しつつ
お前を挑発しつづけるだらう

覚えておいで
人魚は七回脱皮することを
そのたびに
空は蒼く痙攣するだらう ....
エレキテルな星が
空につくる星座は
直線ばかりで
見分けがつかない
発見者は
誇らしげに名前を作る

月の上には
ひるがえる旗と
消えかかった足跡
そのまわりを
ぐるぐるとまわる ....
あれから2週間が経ったっていうのに
なぜいまも頭が膨れ上がってるのか
理由は自分でもわかっていて
そのうちのひとつは、トーキョー 打ち上げの席でもと子さんが話してた電車話が
私の旅路にふりかか ....
 
 
冷蔵庫の中を
クジラが泳ぐ
今日は朝から
ジュースが飲めない
つけあわせの菜っ葉は
鮮やかに茹で上がり
わたしは指と指の間を
紙のようなもので
切ってしまった
 
 
 ....
私あだ名ははロボ子さん

最近おなかおっきくなったよ
何が詰まっているのかな?
このところ足腰が痛いわ
新発売のオイルをさして
私はロボットだよね?
だけどさあ
このおなかに
夢が詰 ....
宝箱の蓋はそっと開け放したまま。
そのままなくしても良かった。
あんまりにも鳥籠じみてて、哀れなものだから。

泣いちゃえばいいのに
君はつよがりで
歌を歌ってばかりだったね
言っちゃえ ....
蝉のお葬式 ひっそりと


参列者は私だけ
この大空一杯
何を届けよう
ビール飲んで
焼き鳥食べて

太陽が笑っている
風が泣いている
木の葉がひそひそ
泡がぷかぷか

自然に身をまかせ
寝転がる
冷静な頭脳
温かい気 ....
{引用=
オーデュボンの目が映した、まるで日食のように昼間を暗くするリョコウバトのその大群にも、最後の一羽にも、わたしはもう二度と会えない。
会えない。

減少する熱帯雨林の隅のほうで誰の記憶 ....
遠く 遠く
雲が疾風のように通過する

遠雷の気配がして・・・

靄つく大気を涼しげな
風が過ぎて行った

雨の降っている 匂い
心が遠雷を聞いて
遠くへ憧れると

希望のよう ....


緩やかに回転するふるさとに登ると、木々のさえずりの重さを髪が貫く回数に敏感になる。僕はふるさとの証拠だ。ふるさとは論理的に父と母を演繹する。ふるさとの境界面には無数の弾痕があり、ふるさとを動 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
沈まぬ夕日吉岡ペペロ608/7/30 1:43
花火の記憶108/7/30 1:42
夕日の浜辺から廻る想い[group]beebee908/7/30 1:32
wind青鈴208/7/30 0:52
海へ (ただ受け入れる)kauzak8*08/7/30 0:13
紅茶色の海と晴天長谷川智子4*08/7/30 0:04
木漏れ日1*08/7/30 0:03
ココア[group]2*08/7/29 23:59
東京rabbit...30*08/7/29 23:46
冷夏短角牛008/7/29 23:37
夏の幻想一ノ瀬凛108/7/29 23:36
西の家小川 葉108/7/29 23:26
グッド ラック青い風2*08/7/29 23:08
恋の呪いAKiHiC...208/7/29 23:00
アスファルト小川 葉108/7/29 22:50
征四郎008/7/29 22:48
落雷のイニング馬野ミキ34+08/7/29 22:05
空梅雨の後にセルフレーム008/7/29 21:45
銀色の眼鏡をかけた車掌[group]りゅうのあく...9*08/7/29 21:33
左目のためのセレナーデ三州生桑608/7/29 21:23
クドリャフカ亜樹108/7/29 21:02
トーキョー/10min.石畑由紀子30*08/7/29 20:38
履歴書たもつ1408/7/29 20:09
妊婦のロボ子さんそらの とこ6*08/7/29 18:20
月をあげる水島芳野208/7/29 18:07
葬式ぎよ208/7/29 17:57
トコロテン式人生ペポパンプ4*08/7/29 17:34
ひとしずく[group]士狼(銀)7*08/7/29 17:34
遠雷アハウ708/7/29 16:39
探索葉leaf808/7/29 16:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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