[137]松岡宮[2017 07/16 20:04]★1
主宰だった 春野かおりさんが 急逝されてから もうTriptychの活動を見ることも ありませんが
今日 ふっと 
りっとさんにいただいた春野さんの遺稿集「あすたりすく」を読んで
その 柔らかくも鋭い世界に 感銘を受けたところです。

>いくら剥いても私が出てこない、と葱

>色とりどりの爆弾のように埋める球根

>兄豚食べた狼食べた子豚の今夜の献立

春野さんは 公務員でいらしたそうですが
何気ない予定通りの日常のなかに潜んでいる 幾多の暴発の可能性
垣間見せてくれる 一行詩でした。

45歳で急逝されたそうで・・・
・・・今のわたしと 同じ年齢だな・・・。

作品が残るということは 案外 
その言葉を生み出したその方の存在を 死後にも感じることで・・・
すごいことなのかもしれません。
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