[489]平瀬たかのり[2014 11/11 22:54]☆
いものとなって、次第に気にならなくなっていきます。
そしてお初、梶芽衣子の妖艶可憐な美しさ。もうワタシごときが何をどう書いてもその美しさからは逆に遠ざかっていく。
梶芽衣子という希代の女優が昭和の世に現れることを知っていた江戸の世の近松が、彼女の為にこの物語を書きあげた…そんなトンデモ発想をさせるほどの演技、艶技。
心中はもちろん美化してはならないことです。でもこの物語、映画は死に向かっているのに「そこから立ち上がろう」とする男女を描いたストーリーにもなっているように思います。だからこそこの作品は「お初、徳兵衛道行きの段」は、永遠に遺り続けていくのではないでしょうか。
ああ、いくら言葉を尽くしても届かない。
私情に残る珠玉の一本、そして梶芽衣子様の美しさ。
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