[406]nemaru[2016 06/29 12:52]★1
さん」として、
川原に立って、
足元の小石を見る。
一つ二つと数えても、五つ六つと数えられない、足元の石、
目移りして。
}
(鈴木志郎康『冷たく、通り過ぎるわたし』)
数えると読むはまた違うことですが、砂浜が詩として読めないこともないことに対して、理屈はわかるのですが、実際には「五つ六つと数えられない」と切り捨てるほうが肌に合うというか、それも個人差があって十とか十一まで追える人もいるけれども、ここの「五つ六つと数えられない」という言葉には、十とか十一まで数えられることも含んで書いてあるんじゃないかなと思います。「僕」はもっと漠然と、全体をいっきに把握するように「読める」のかも
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