[240]rabbitfighter[2007 12/22 04:42]★1
く飛ぶことが出来る。ただ、初見ではこの詩のテンポのよさに流されてしまったが、何度か読み返すうちにこの場所にだけ出てくる彼らの、という他者がひっかかってしまう。もしもテンポのためだけに使ったのだったら、推敲して別の語を持ってきてもよいかもしれない。
あるいはまた別の読みも出来る。
この彼ら、がリズムやテンポという語感の部分でアクセントを与えたように、意味的な部分でのアクセントででもあるのかもしれない。この詩は全体を通して孤独である。孤高、といったほうがよりしっくりくるが、話者の精神の疾走は他人を寄せ付けることなく、最初から最後まで常に一人である。一人であることを際立たせるための他者であるとすれば、この唐突な彼ら、はやはり推敲を必要とする部分だと感じる。

総じてとてもよい詩だと思います。景色を懐かしむような、民族的な、土地に根ざした感覚、それと同時に、遠い海に憧れるような眼差し。それらが一人の人間の中で矛盾することなく存在している。やはり青という色から若いという印象を抱いてしまう。波の音も心地いい、素敵な輝きを持った作品です。
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