[230]rabbitfighter[2007 10/20 02:45]☆
く。正面にいる夫の姉の目に夫の面影を感じたりするところはこの作品にリアリティを与えている。が、この文章は最初から最後まで、思い出したままをそのまま綴ったという印象を受ける。そのリアリティが、かえって僕を不安にさせる。ある詩にとってリアリティは扱いがたい代物だ。読み手が詩の世界に入るのを拒んでしまう障壁になるからだ。生半可にリアルなものよりいっそ、箇条書きで書いてくれたほうがやりやすい。
最後の二連はこの作品をかろうじて詩の形に留めている。その前の一連も強くリアリティを感じさせる部分(その技術というか、使い方のうまさは評価したいところだ)。
でもそれだけのものになってはいないだろうか。
リアリティの持つ強さが、この詩を損なってしまっていると感じる。
DEATH US NEVER DO PART、死は私たちを分かつことは出来ない
力強いメッセージだと思う。その強さで、リアリティを吹き飛ばして欲しい。
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