作者からのコメント
この作品は、各詩人の作風や詩情を損なわいよう配慮しながらそれぞれを
五行詩にまとめて、入口から出口まで配列していますが、実は、

実はこの博物館には皆さんが(たぶん)気づきにくい趣向が凝らしてあります。
本作品が「私自身の表現作品になるよう工夫してあるつもり」だと注記したので、
それをヒントに気が付かれた方もおられるかも知れませんが、実は、

この博物館の、出口から入口まで、さかのぼって、最後の行から最初の行まで辿って
いっても、作品として成立するように書いてあります。

なので、入口からはいって出口を抜けたら、もう一度こんどは
出口から入口へと逆に(一行ずつ)遡って読んでみて頂けると、
そこにもまた、
新たな詩作品が、皆さんの前に展開されているのに気づかれるでしょう。

この博物館では、ぜひ観覧者は往ったり来たりしてみて下さい。








いつものように、読んで頂いた方には、その方の投稿作品を私も読ませて頂き、
そこでのコメントにお礼の言葉を添えさせて頂きます。
コメントを残された方には此処でお返事いたします。


りつさん コメント感謝します。

  原文がすぐ解るような所から採りたい気持ちと、意外な所から採りたい気持ちが、葛藤しましたが、なんとなく前後の流れもあるので、退屈なものにならないようにという点だけを心がけて、ほぼ直感的に並べました。原文通りではないのでご注意ください。
  一文一文はわりと原文どおりなのですが、かなり(削ったり・足したり・結び付けたりして)創っているので、文中の終わりに明記した〈詩人名〉をフルネームにしなかったのはその為です。



洗貝新さん コメント感謝します。

  僕が読者として巷にある詩のアンソロジーとか名作選と題された本の類を読んだときの経験で
第一に強く感じるのが、けっこう退屈、ということなんですよね。同じ作者の詩集の場合はその中の当たり外れがかなり在るし、有名詩人の名作・代表作のアンソロジーであっても、全体を読まされるのはけっこう苦痛な部分が混在しているし、連続する作品は内容的に当然、統一感がないので頭が疲れるわけです。
  そうすると、どうなるかというと、詩を読もうと思ってせっかく手に取った読者に、詩は読むのが苦痛だ、という印象を与えてしまうと(私は)思うわけです。自分の経験をもとに。
  そんな逆効果を与えない、わりと面白く読み通せて、詩に興味を抱かせるような、アンソロジーがあればいいな、というのが、本作を創った動機です。
  本来なら、評論で、作品を引用しながら、解説や批評を加えつつ、並べてゆくのが、いいのだろうとは思いますが、面倒ですからね。扱う作品群は著作権が切れているので、思い切って、自分の作品に加工して説明抜きに並べてみたわけですが、加工しすぎてしまわないように(作者固有の表現や詩情や持ち味を破壊しないように)けっこう縛りがあるというか、気を使う作業でした。
  最後から最初へと一行ずつ遡っても読める、というのは余興で、ちょっと凝りすぎたかも知れません。
  あくまでも、こういう選び出し方、並べ方をしているところに私の個性が出ていると思います。
そして、すべてを五行詩にまとめている手際というか、表現方法にも私の特徴が出ているように思います。




---2025/08/10 15:25追記---

---2025/08/10 15:28追記---

---2025/08/13 18:54追記---

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