ポイントのコメント
[狩心]
今までatsuchan69さんの作品を読んできて、
こういう雰囲気のものはなかった。
イイ意味で私は裏切られたし、この詩がかっこよくも見えました。
公の宣言もなく、密かに静かに新境地に入られた感じです。
空気感もよく描けていて、いや描くというよりも、なんていうか、
この空気感は「書いて作れるような代物」ではなくて、
作者のにじみ出る性格でしかない。
今までとは違うatsuchan69さんの側面を見れてよかったです。
文体のことを言うと
「おべんとう、幕の内だからね
「あー 待ち遠しいな、おべんとう
この部分が物凄くいいです。
おしりに 」 を付けていない事が凄いです。
」 を付けない事で、
会話している2人がお互い心を許し合っている仲であり、
お互いの言葉がお互いに浸透していくようです。
普通に「 」の形を取ると、どうしても「自分」「相手」みたいな
人は一人ずつ別々、みたいな距離感を私はいつも感じるのです。
だから、 」 がない文を見た時に、やられた・・と思いました。
欲を言えば、
この夫婦独自のエピソード(2人を繋げているもの、または歴史)
が挿入されていると、もっと良くなるかもと思いました。
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