ポイントのコメント
[洗貝新]
ううう、みちょぱのぷ。難しい詩ですね。僕のような荒い剥石にはなかなか読み切れない。 有座から隕石に乗ってやって来た求愛くんの原始細胞はやがて地球という惑星に辿り着き、ジグザグに延びた菌糸の途を辿れば猿もスベる幹。百頭虫に喰われて蛙に喰われて蛇から空飛ぶ龍へと変化する。 〜お〜い、ドロンジョ様はおいでか? イボイノシシの家来がやって来る度に気が気ではない求愛くん。お腹の中でぴょんぴょんと跳ね回る。その動きに耐えきれず、ドロンジョ姫はとうとう早産してしまった。 草むらの陰からアマゾンの荷箱に乗って、高速を渡ればロサンゼルスにつながる一帯一郎の線。 求愛くんの因子は成長し、ヒロシマからナガサキをマタ旅し、船に乗って武漢から空飛ぶ車でロサンゼルスへ帰ってきたよ。おふくろさん。 あの〜ちょっといいですか。お宅の梁ですね。あれ見てください。ずいぶんシロアリにやられてますよ。ひどいもんだ。 ヨレヨレのコートに黒鞄をひっかけたその男はLEDに光る名詞を差し出した。 〜わたしがもう少し検証してみましょう。あ!こりゃ酷いな。 ぶつぶつと囁きながらコートのポケットからシロアリをこぼしていく。 柱時計の針を眺めるように天井の梁をみつめるのは別れたばかりの広末涼子。 〜あ、それから奥さん、もう一度伺いますが、この辺りに隕石の落下した痕跡はないですかね。 申し遅れましたが、わたしキクニジ工務店のドロンボと申します。みちょぱのへ。 …と話しは尽きることもなく過ぎ去っていくのですが、 こりゃ難しいな。難しい詩です。わたしのような博識の無いモノにはなかなか読み切れない。 H3ロケットの開発者。科学者か、ips細胞の専門家。医学博士でないと、理解は難しい詩の作りですな。  コッホン。                      ボク疲れました。
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