ポイントのコメント
[そらの珊瑚]
現代というものは、どんどん生きにくくなっているとか言われますが、私は必ずしもそうではないのではないかと思います。 どんな時代においても、生きにくさと人は戦いながら生きているのだと思うからです。 子どもには子どもの世界の生きにくさ、大人にも、病人にも、健康である人にも。 そういうことを思えば人生において死にたくなるということは誰の身にも起こり得ることかもしれない。 けれどそれは本当に自死を選ぶこととイコールでは結ばれない。 もしかすると、この詩の「ジャンパー」の連のように、誰にもそんなジャンパーのようなもの、もしくは人、もしくは事柄があったから。 この詩を読むということは、今を生きているということ。 階段から突き落とされる可能性、刺される可能性ばかりではなく、世界はもっと楽しい可能性だってあふれている。 もし誰かから「死にたい」と言われたら、それは「だけど死にたくない」という叫びなんだと私は思うだろう。 最後の最後には「助けて」という手段だってアリなんだ。 素晴らしい詩を読ませていただき、ありがとうございました。 ---2015/02/27 14:06追記--- ---2015/02/27 14:58追記---
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