たまに若い人と思われる/ふるる
 
近づきになりたいと画策するストーカーっぽいミザリー読者が必ずこの世にはいてしまうということだ。
私の知り合いの作家も、便箋にびっしりと愛だか感想だか弟子にしてくれだの近くに住みたいだのを綴られた手紙を毎週送りつけられて恐怖を感じているそうなので、それはやめといてと言いたい。

あっ!逆もありました。作者の書くものが全て本当で本音だと信じ込み、それが自分の理想と真逆であったりした場合、作者を悪魔化し、挙句の果ては作者こそ自分の魔王独裁者だと思い込んで私的に攻撃してしまいたいと画策するキャリーのお母さん的読者が必ずこの世にはいてしまうということ。
これは穏やかじゃないですねー。しかしこれも愛の一つか。近親憎悪か。読者が言いたくても言えないことを、作者がばんばん言ってるから、憎たらしいとか。

(一部、勝手に話者を変えましたことをお詫びいたします)


   グループ"日々思うこと"
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