ミステリアス・パロディは月夜を染めて/りゅうのあくび
て
音のない言葉が
浮かび上がる静寂がある
真夜中の海は
月夜に包まれながら
密やかな恋の影を映している
それが答えのみっつ目だろう
月夜を迎える
詩人たちだって
愛しい人の影を
そっと胸に抱きながら
朝の陽射しを迎えるために
眠りに就くだろう
もはや彼によって
複製された冷たい影は
きっと無垢な春風によって
詩人たちに確かめられるだろう
罪深い月影やらは
眩しい朝の太陽から
静かな告白を待ちながら
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