【批評祭参加作品】ショートレビュー/相田 九龍
れこそが「戦いに似ている」ように思えます。いいえ、今こうしている間にも戦い続けているのだと。マンボウの生む3億個の卵・産卵のために行進する数万の蛙。身近な生の存在は、まるで自分を形作る細胞の一つ一つが日々繰り返している生死のように感じられました。
そしてそれだけでなく、まるで薄皮をはがせば、僕はきっと感情と思考のかたまりであり、そしてそのことに僕は本当の意味で気づいているのだろうかと考えさせられたのです。
前 次 グループ"第5回批評祭参加作品"
編 削 Point(4)