こもんさんの詩について思うこと/渡邉建志
いこと。どこまでも続いていくか、
あるいは虚空に投げ出されるか。そこに落ち着いた終止はない。
反復について。
すべての、そのすべての、の繰り返し。
かなた「に」、残る残り(反復)の『ため「に」』(「に」、の反復)
耳、の反復、
来る『ために』(『ために』、の反復)
聴ききる(き、の反復)
たくさんの反復と、そのそれぞれの持つ距離。その距離の違いについては注目しておく必要がある。
例えばそれを色づけて書いてもいいし、
同じ言葉を同じ高さにした3次元の詩にしてもいいし、
注意してみることだ。
あるときは次々と繰り返しが来て、忘れた頃にそれを挟んでまた来た、という感じ。
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