into interstella burst/小林レント讃6/渡邉建志
 
H氏とT氏に語ってもらったことがある。そのとき、彼らが偶然、同時に例に挙げたのがこの詩だった。そのとき、僕はこの詩をよく分からないなあと思っていた。T氏は

母音の欠けた空白の打楽器・・・------

が好きと言われた。H氏は「中間部の歩行」、つまり

この茶色の封筒に(薄らぎ・・・
      誰が音を求めてたろうか、
何処の空を飛んでいたのだろう
      この樹木の細かい筋のかたまり、
雨の重さに落ちた水たまりの中で
      なにも伝えたくなさそうに、
柔らかくなっていた 
      わ
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   グループ"フレージストのための音楽"
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